
シャフトって?
ゴルフクラブのヘッドとグリップを繋ぐ棒状のものがシャフトです。
シャフトには金属素材から出来ているスチールシャフトと炭素繊維で出来ているカーボンシャフトがあります。
ドライバーにはカーボン製のシャフトが取り付けてあることが多く、それ以外のクラブではスチールとカーボンを選択出来る商品もあります。
シャフトの役割としては、そのしなりを使って飛ばすことはもちろん「重さ」や「硬さ」「もっともしなる部分(キックポイント)」によってスイングを安定させたり方向のバラつきを抑える事も出来ます。
シャフトと飛距離
よく「ゴルフクラブはシャフトが命!」「飛びはシャフトで決まる!」などと言われる方がいらっしゃいますが、いくら良いシャフトを使ってもヘッドも合っていなければよい結果は得られません。
シャフトが違うと何が変わるの?
硬さ(FLEX)
シャフトには硬さがあり自分のスイングスピードや力量によって選びます。硬さの表記は柔らかいほうから「L(レディース)」「A(アベレージ)」「R(レギュラー)」「S(スティッフ)」「X(エクストラ)」となります。
通常女性用ですとL、Aの設定が多く、男性用だとR、S、またその中間のSRなどといった硬さの設定が多くなります。
←柔らかい |
硬い→ |
L レディース (推奨HS:〜32m/s) |
A アベレージ (推奨HS:32〜36m/s) |
R レギュラー (推奨HS:37〜40m/s) |
SR SとRの中間 (推奨HS:40〜43m/s) |
S スティッフ (推奨HS:43〜46m/s) |
X エクストラ (推奨HS:46m/s〜) |
←女性向け |
男性向け→ |
一般的な男性であれば「R」から、女性ならば「L」から始めてもいいと思います。
もともと野球やテニスなどをしていた方は振る力が強いため「硬め」のシャフトが向いている場合もあります。
※ただし、ゴルフシャフトには基準となる硬さがなく同じメーカーでもプロが使用しているブランドのRと別のブランドのSが同じくらいの硬さになることもありますので注意が必要です。
ヘッドスピードと単位
上記表のHSはヘッドスピード(HeadSpeed)の略称です。単位はm/s(メートル/秒)で、秒間で何メートル移動するかを表す単位になります。自動車などで速度を表す時速の1秒あたりの数字です。
ちなみに時速に直した場合は3600倍、ヘッドスピードが40m/sの場合には144km/hとなります。特急列車が時速110〜130km/hですから、ゴルファーはものすごいスピードでクラブを振っていることになります。
ヘッドスピードを計るには
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Yupiteru(ユピテル)/ユピテル ゴルフスイングトレーナー GST-7 BLE
¥16,500
(本体価格 \15,000)
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Phi Golf/ 『練習器具』2019 PHIGOLF WGT Edition モバイル シミュレーター (スイングトレーナー付き) PHG-100
¥27,296
(本体価格 \24,815)
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Yupiteru(ユピテル)/アトラス ゴルフスイングトレーナー GST-5Arc
¥33,000
(本体価格 \30,000)
女性は「L」が、男性は「R」がおすすめ。ただし振る力が強い人はより硬いシャフトを!
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重さ
ドライバーで平均的に50g前後の重さのシャフトが多く、「軽量」と言われるシャフトで40g前後、重めのシャフトだと60gから70gのシャフトもあります。
シャフトの重さによって振りやすさや安定度が変わってきます。一般的には振り切れる範囲内で重いシャフトを選んだほうが良いと言われていますが、重すぎてしまうと振りにくいクラブになってしまいます。
その逆に、軽量タイプのドライバーにスチールシャフトのアイアンを組み合わせてしまうと同じリズムで振れなくなってしまったり、ダフリやトップの原因となることもあります。
例えばお気に入りのドライバーがあり、アイアンを選ぶ時はそのドライバーの重量を元にシャフトを選ぶと同じようなリズムで振ることが出来ます。
下記の表を参考にご自身に合った重量のクラブを選んでみてはいかがでしょうか。
ドライバー重量 |
5番アイアン重量 |
7番アイアン重量 |
320g |
420g前後 |
435g前後 |
300g |
390g前後 |
405g前後 |
280g |
360g前後 |
372g前後 |
振り切れる範囲内で重いシャフトがおすすめ。ただしクラブセッティングの中でバランスを合わせるのが重要!
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キックポイント(調子)
シャフトにはどの部分が一番しなるのかを示すキックポイント(調子)があります。大きく分けてシャフトのヘッド側の方がしなる先調子から中調子、グリップ側がしなる手元調子のシャフトがあります。
先端がしなる「先調子」のシャフトは打ち出しが高くなり球もつかまりやすくなります。
その反対に手元調子のシャフトは打ち出しが低く球のつかまりも抑えられます。
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←打ち出し角 低 |
打ち出し角 高→ |
←つかまりにくい |
つかまりやすい→ |
ボールの弾道に影響のある部分なので、自分の理想の弾道に近いものを選ぼう!
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長さ
シャフトの長さが長ければ飛距離が出やすくなりますが、球を捕らえにくくなる可能性もあります。
市販のドライバーなどのシャフトをカットして短くする方もいますが、短くなることにより飛距離が出なくなったり、バランスが悪くなりスイングが安定しなくなることもあります。
現在販売されている男性用のドライバーのシャフトの長さは45インチから46インチのシャフトが多いこともあり、この範囲内で自分に合ったものを選ぶといいでしょう。
※1インチ=2.54cm
43.75インチのレディスクラブ(上)と45.5インチのメンズクラブ(下)
わずかな長さの違いで打ちやすさに大きく差が出る
45.00 インチ |
45.25 インチ |
45.50 インチ |
45.75 インチ |
46.00 インチ |
←短い |
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長い→ |
←飛距離が出にくい |
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飛距離が出やすい→ |
←ボールに当てやすい |
|
ボールに当てにくい→ |
自分が打ちやすい長さのシャフトを選ぼう!
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トルク
トルクとはシャフトのねじれのことで(ちょうど雑巾を絞るときをイメージして頂くとよいと思います)、その数値が大きいほどねじれが多くなります。
シャフトのねじれは車のハンドルの遊びと同じ感じで、少ないと敏感に反応しコントロール性が良くなりますが、ミスにも反応しやすくなります。トルクが多いと反応が鈍くなりますがミスショット時の許容性は大きくなります。
スイングで弾道をコントロールしたい場合はトルクの少ないシャフトを、ミスを緩和したい場合はトルクの多いシャフトを選ぼう!
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※二木ゴルフオンラインでは…
商品ページ中段の「基本仕様」と「スペック・発送時期」でご案内しております。
カスタムシャフトについて
最近では「カスタムシャフト」など標準仕様以外のシャフトが取り付けて販売されているものも多く見かけます。カスタムシャフトはシャフト専門メーカーが作っているシャフトで各ゴルフメーカーのシャフトもそのシャフトメーカーでOEMにて作られているものもあります。
カスタムシャフトには多種多様なシャフトがあり要望に沿った物を選ぶことが出来ますが高価素材を使用しており金額も高くなります。そのため熟練ゴルファーが選ぶ傾向が多く見られます。
標準仕様で装着されているシャフトはあまり個性が強くなく扱いやすいものが多く、ヘッドとの相性も考えられています。初めはカスタムシャフトではなく標準シャフトを選んでもいいでしょう。
クラブ選びに迷ったら
これからゴルフを始めようと思っている方から熟練ゴルファーまでクラブ選びに迷ったらお気軽にお近くの二木ゴルフへご相談下さい。
ヘッドスピード測定はもちろん各種フィッティングも無料にて行っております。詳しい内容につきましては各店までお問い合わせください。
二木ゴルフのフィッティング
自分のヘッドスピードがわからない方、特に「野球」や「テニス」などをやっていた方は振る力が強い方も多いので、一度お店で「ヘッドスピード」を測定してみたほうがより良いシャフト選び、クラブ選びができるでしょう。二木ゴルフ各店ではメーカー公認フィッターが数多く在籍しております。ヘッドスピードはもちろん各種フィッティングも無料にて行っております。
二木ゴルフのデジカメフィッティング
二木ゴルフのフィッティング体験動画