

ゴルフにはドレスコードがあることは、ゴルフを嗜む方には常識となっています。
ゴルフ場・クラブ・連盟によりドレスコードの定めは様々ですが、その中でも「プレーの際は襟付きのシャツ着用」というエチケットがスタンダートです。
中でも襟付きの「ポロシャツ」が主流ですが、『ゴルフで着用するシャツ=ポロシャツ』と呼称されている場面があるのではないでしょうか?
もちろん間違いではありませんが、「ポロシャツ」の起源は「ゴルフ」ではないことは明確です。
それでは本来の「ポロシャツ」とは何か?まずはその歴史を見てみましょう。

所説ありますが、現在のポロシャツの始まりはテニスプレーヤーが身に着けたシャツと言われています。
1900年代初頭のテニスは紳士淑女の嗜みと捉えれていたため、プレー中に男性がトップスとして着用していたウェアは、「張りのある白のコットンシャツで、ボタンは前立ての下まであり且、長袖」が一般的でした。
しかし、偉大なるテニスプレーヤーで実業家でもあった『ルネ・ラコステ』氏は思うのです。
「少々動きにくくはないか?」
そこで、動きやすいシャツとして改良され生まれたシャツがポロシャツの発祥とされています。
ラコステ氏はワニのマークで有名な「ラコステ」ブランドの創始者である
〜ラコステ氏が開発した「L.12.12」〜
ポロ※の選手達が着用してたトップスをヒントに、現在のポロシャツの原型である「L.12.12」を開発。
※ポロとは「騎乗しながらスティックで相手のゴールにボールを入れる」という世界で最も古い競技の1つです。
「L.12.12」の画期的な点
- 隆起した編み目により肌の接地面積が少なく、さらりとした風合いと、優れた通気性を確保できる鹿の子編みの生地を使用。
- 半袖にすることで、可動性を改善。
鹿の子編み
この襟のついたキチンと感と可動性を持ち合わせた「L.12.12」は瞬く間に話題となり、ついに「ラコステ」の前身となる会社が設立され「ラコステ」のブランドが誕生しました。
また、ラコステ氏はテニスウェアだけでなく、ゴルフチャンピオンである妻の影響もあり、ゴルフウェアも手がけていきました。

年月を経て、襟付きで収縮性のあるトップスは総じて「ポロシャツ」と呼ばれる傾向にあり、更にはゴルフで着用するポロシャツは「ゴルフシャツ」という名称でもイメージができるまでに至りました。
実用重視から発祥したという経緯から、派生したポロシャツには様々な「素材」「生地(織り方)」「型」があります。
「ボタンダウン」や「立て襟」「ファスナー」もポロシャツと分類されることが多いことから、定義で分別するのは難しいのが実状です。
いろいろな種類のポロシャツ
最後に二木ゴルフオンラインショップ独自のカテゴリーで弊社が取り扱っているゴルフシャツの商品をご紹介いたします。
