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【コラムVol.819】2020/3/11 ツアーの開催可否、選手ファーストなら早期決断を
2020.03.11
日本への入国をペンディングしているイ・ボミ。(写真:Getty Images)
日本への入国をペンディングしているイ・ボミ。(写真:Getty Images)
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によるイベントの延期が続いている。国内女子ツアーでは、開幕戦から2試合が中止となり、20日からの第3戦、Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント以降の開催も不透明な状況だ。

 安倍晋三首相が大規模イベントの自粛要請をしてから、イベント主催者は中止か延期、あるいは開催の判断を迫られることになったが、プロ野球のオープン戦と大相撲は無観客で実施され、JリーグとBリーグは延期を決定。アーティストのライブや大人数が集まるイベントものきなみ中止か延期という道を辿っている。

 そして事態はさらに深刻になっていると言えるだろう。9日午前には菅義偉官房長官が記者会見で、大規模イベントの再開などは専門家から感染拡大の現状の意見を踏まえて判断すると伝えたが、プロ野球は同日に20日からの開幕延期を発表。一軍は4月中の開幕が目標とした。

 プロ野球との対策連絡会議を行なっているJリーグも、同様に18日からのリーグ戦再開を検討していた。しかし、専門家チームからさらなる延期を答申されたようで、村井満チェアマンも同日の再開は厳しいとのコメントを残している。

 こうなると女子ツアーも今月中の試合開催については、かなり頭を痛めていることだろう。中止するにしても開催するにしても、あるいは無観客での開催にしても、他競技の状況を判断材料とすることは間違いない。

 しかし難しい判断であることは十分に理解できるが、選手のことを考えると開催可否の決断は、1日でも早くした方が良い。というのも、ツアーには日本人選手だけでなく、韓国勢を含めた多くの海外勢も参戦。政府による中国と韓国からの入国制限強化が9日午前0時からスタートし、これにより両国からの入国者は自宅やホテルで2週間の待機を求められることになり、中国・韓国勢もこの対象となっているからだ。

 すでにイ・ボミ、キム・ハヌル、アン・シネの韓国勢が入国をペンディングしていることは報じられているが、昨季の賞金ランク2位の申ジエも来日の延期が決定。仮に彼女たちが10日や11日に来日しても、25日前後までは「隔離」される事態になっている。つまり、ツアーでは20日からの第3戦の開催可否を明らかにしていないが、この時点で彼女たちが出場することは原則不可能というわけだ。

 2週間の待機措置が求められるということは、27日からの第4戦、アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIについても、近々に中止か開催かを決めて欲しいというのが海外勢の心情だろう。実施となれば、すぐに来日し待機を受け入れれば出場が可能になるし、中止ならば急いで日本に来る必要はない。一番避けて欲しいのは、開催予定の1週間前くらいまで開催の有無を決めかねることだろう。

 そして早めの判断は、海外勢だけでなく国内にいる日本人選手やすでに国内にいる外国人選手にとっても、コンディショニングやトレーニング、移動準備という観点から好ましいはず。ギリギリまで決めにくいことは改めて理解しているものの、ツアーは、通常開催、無観客開催、中止の三択から迅速に決断して欲しい。

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