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【コラムVol.817】2020/2/26 「悪役」P.リード、WGC2勝目で筋金入りの強心臓を証明?
2020.02.26
 現地時間23日まで開催されていた世界選手権シリーズのWGC-メキシコ選手権(メキシコ/クラブ・デ・ゴルフ・チャペルテペック)で、米国のパトリック・リードが通算18アンダーで優勝。2014年のWGC-キャデラック選手権以来となるWGCシリーズ制覇を果たした。

 1打差2位タイで出ると、15番から3連続バーディを奪いこの日は5バーディ、1ボギーの4アンダー67をマーク。単独2位に入ったブライソン・デシャンボー(米)を1打差でかわしPGAツアー8勝目を飾った。

 リードといえば2013年の初勝利から2017年を除き毎年優勝を重ねている他、2018年にはマスターズも制したトッププロ。ライダーカップやプレジデンツカップでも米国チームの常連になった。

 ところがファンがリードに抱くイメージは、どちらかと言えば、というより、かなりネガティブなものが多い。今大会では、ラウンド後のインタビューでリードの批判に対するコメントを求められる始末。普通なら動揺してゴルフに影響を与えそうなものだが、それでもビッグイベントを制覇するのだから、あらためてリードの強心臓ぶりには驚かされるばかりだ。

 リードは、自身は否定しているもののジョージア大学時代のスコア改ざんや窃盗疑惑など悪い噂が絶えず、プロ入り後もそのイメージを貫くようにライダーカップでチームメイトを公然と批判。

 昨年のプレジデンツカップでは、ヤジを飛ばしたとされるギャラリーをリードのキャディが殴打(キャディ本人を否定)したとされると、ヒーロー・ワールドチャレンジ3日目にはバンカー内でライを改善し2打罰を課せられている。

 このペナルティについて、ブルックス・ケプカ(米)は「彼(リード)はバンカーで砂の城でも作っていたのかはわからないけど、ビデオを見れば、明らかに砂に2回触っていることが分かる」と批判。さらに昨年までCBSのゴルフ中継でアナウンサーを務めていたピーター・コスティスがポッドキャストで「これまでリードがライを改善していたいのを間近で4回見た」と証言するなど、批判を浴びていた。

 リードは、こうした声について「バハマ(ヒーロー・ワールドチャレンジ開催地)での出来事で言うべきことは話したし、今は良いゴルフをして優勝することだけを心がけている」とコメント。リードにとってこうした雑音は「勝手に言ってれば」程度のことなのだろう。

 そんなリードは、今回の勝利により世界ランクで14位から8位にランクアップした。6月22日までの同ランクで15位以内なら、各国最大4名まで東京五輪に出場できるが、リードはこれで米国勢では5番手に浮上。この調子をキープすれば、オリンピックでリードのプレーが見られる可能性もある。

 すっかりゴルフ界のヒールとなっているリードだが、実力者であることは間違いない。果たして五輪の切符を手にすることはできるのか? 今後のプレーからも目が離せない。

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